こんな方へ向けて、解説していきます。
■もくじ■
- カンボジア語の「はじめまして」の言い方【ポイント3つも解説】
- はじめましてを言うときの会話例
- 「はじめまして」が聴けるサイト
■私はこんな人です■
- フリーランスのカンボジア語講師・翻訳者
- カンボジア語カレッジを運営
- 東京外国語大学カンボジア語学科卒業
それでは、早速みていきます!
カンボジア語の「はじめまして」の言い方【ポイント3つも解説】
カンボジア語ではじめましては次のように言います。
合掌しながら🙏
ជម្រាបសួរ ( ជំរាបសួរ )
チョムリアップ・スオ
はじめまして
つづりは、ជម្រាបសួរと書かれていることもあれば、 ជំរាបសួរと書かれている場合もありますが、どちらも同じものです。読み方はどちらも全く同じで、どちらで書いてもOKです。
上の青い文字をクリックすると、カンボジア語モジュールというサイトにとび発音を確認できます。
言うときのポイント3つ
「チョムリアップ・スオ」と言うときのポイントは次の3つです。
- 合掌する
- 「リ」は若干舌を巻く
- 「プ」はあまりはっきり言わない
①合掌
チョムリアップ・スオというときは、下の写真のように合掌しながら言います。
←より正確に言うと、同世代くらいの人に対してならこの画像の手の位置(自分の胸の高さ)で合掌すれば大丈夫ですが、相手が自分より年上だったり立場が上の人であれば、合掌の手の位置をさらに高くします。詳しくは以下の通りです。
合掌は、私たち日本人も初詣や神社でお参りをする時、お墓参りや仏壇に手を合わせるときのあの合掌と同じですが、カンボジアの場合は合掌を誰に対してするのかによってこの合掌の手の高さが変わります。
次のような感じで、相手の立場や位(くらい)が高くなればなるほど、この合掌の手の高さをより高くします。
私も含めて多くの方は王様や僧侶の方にあいさつをする機会はなかなかないので、おでこより上の位置で合掌をする機会は日常ではあまりないかもしれません。(カンボジアで暮らしている方はもしかしたらあるかもしれません・・🙇♀️)
おそらく、みなさんが「はじめまして」と言う相手というのは、例えば自分より年上の方や、カンボジア語のレッスンを受けた際に先生に対して言う場合が最も多いと思いますので、基本的には鼻や目の前くらいの高さで合掌をする、ということを基準に考えておけば良いかなと思います。
合掌をせずに「チョムリアップ・スオ」を言うことはありません。「チョムリアップ・スオ」と挨拶する時は、必ず合掌しながら言うようにしてくだい。
②「リ」は若干を舌を巻く
チョムリアップ・スオの「リ」は、日本語のラリルレロの リ ではなく、少し舌を巻く感じで発音します。
英語でいう「r」の発音です。
③「プ」はあまりはっきり言わない
チョムリアップ・スオの「プ」は、あまりはっきりチョ・ム・リ・アッ・プ・ス・オ と言うのではなく、プの口の形はするけどあまりはっきり音を出さないように言います。
プに限らず、カンボジア語では「ク(k)・チ(c)・ト(t)」などが最後に来る場合も、その口の形はするけどあまりはっきり音を出さないように言います。
以上の3点を意識して、練習してみてください!
ただし、一番大切なのは合掌を忘れないことと笑顔ではっきり言うことかなと思います。
②・③の発音のポイントが上手くできていなくても、相手のカンボジア人の方も「チョムリアップスオ」と言っているんだなとわかってくれるかと思いますので、あまり発音を意識し過ぎなくても大丈夫です。
はじめましてを言うときの会話例
次に、具体的にどんな感じで使うかを簡単に解説します。
カンボジア人の先生のレッスンを受けて、初回のレッスンで・・・
(鼻や目の前あたりで合掌しながら)
ជម្រាបសួរ!
チョムリアップ・スオ
はじめまして
(鼻や目の前あたりで合掌しながら)
ជម្រាបសួរ
チョムリアップ・スオ
はじめまして
ខ្ញុំ ឈ្មោះ អាគេមី។
クニョム・チモホ・アケミ
明美と申します(私の名前は明美です)
- ខ្ញុំ クニョム 私
- ឈ្មោះ チモホ 名前
- អាគេមី アケミ (人名の)明美
បាទ។ អាគេមី។
バーッ(ツ)、アケミ
はい、アケミ。
ខ្ញុំ ឈ្មោះ សេរី។
クニョム・チモホ・セライ
セライと言います(私の名前はセライです)
- បាទ バーッ(ツ) (男性の)はい
- សេរី セライ ←カンボジア人の方の名前です
このような感じで、チョムリアップ・スオは初対面の出だしのあいさつで使うことができます。
もちろん、オンラインレッスンなど直接会っていない場合でもはじめのあいさつでは合掌をしながらチョムリアップ・スオと言えばOKです。
↓会話の中で出てきたフレーズはこちらの記事で詳しく学習できます。
「はじめまして」が聴けるサイト
最後に、ネイティブの方々が実際にどんな感じで「チョムリアップ・スオ」と言うのか知りたい!と言う方もいると思いますので、参考になりそうな動画をご紹介します。
ニュース
以下の動画の9:59では、合掌しながらお互いに「チョムリアップ・スオ」とあいさつしている様子を確認できます。
チョムリアップ・スオは初めまして以外にも「おはようございます・こんにちは・こんばんは」といった意味もあります。
この動画の場合は、「初めまして」ではなく「こんにちは」と言っているかと思いますが、言い方や合掌の仕方は「初めまして」の場合も「おはようございます・こんにちは・こんばんは」も一緒ですので、ネイティブの言い方をぜひ参考にしてみてください。
カンボジア語モジュール
この動画のはじめでも、生徒が先生に対して合掌しながら「チョムリアップ・スオ」とあいさつしています。
まとめ
今回はカンボジア語で「はじめまして」の言い方を解説しました。
ぜひカンボジア人の方と初対面のあいさつをする機会がありましたら、ぜひ今回のフレーズを積極的に使ってみてください。
初対面の時に使える他のフレーズも知りたい方は以下の記事で学習できます。
カンボジア語で「はじめまして」ってどう言えばいいんでしょうか?言うときのポイントとかがあれば教えて欲しいです。