こんな方へ向けて、解説していきます。
●この記事を読むとわかること●
- カンボジア語で色々な宗教の言い方
- 「宗教」にまつわる単語・フレーズ
- カンボジアの宗教で気をつけたいこと
●私はこんな人です●
- カンボジア語翻訳者・語学講師として日々試行錯誤中
- 東京外国語大学カンボジア語学科卒業
- カンボジア語学習歴10年以上
それでは、早速見ていきます。
カンボジア語で色々な宗教の言い方

宗教 | សាសនា | サ・サナー |
まず、カンボジア語で「宗教」は សាសនា サ・サナー と言います。
*実際の会話でネイティブの方が発音しているのを聞くと、「サ・スナー」といった感じに聞こえます。
色々な宗教の言い方
神道(しんとう) | ស៊ីនតូ | シントー |
仏教 | សាសនា ព្រះពុទ្ធ | サ・サナー・プレアハ・ポット |
キリスト教 | សាសនា គ្រិស្ដ | サ・サナー・クリスト |
カトリック教 | សាសនា កាតូលិក | サ・サナー・カトリック |
イスラム教 | សាសនា ឥស្លាម (សាសនា អុីស្លាម) | サ・サナー・イスラム |
ユダヤ教 | សាសនា យូដា | サ・サナー・ユダー |
ヒンドゥー教 | សាសនា ហិណ្ឌូ | サ・サナー・ヒンドゥー |
✔️世界の宗教は上のように、សាសនា+宗教の名前 の順番で言います。
*カンボジア語は基本的に後ろから修飾します。
✔️神道(しんとう) は頭に សាសនា をつけて、សាសនា ស៊ីនតូ サスナー・シントー と言っても大丈夫かなと思います。
✔️イスラム教の「イスラム」のつづりは、本によっては ឥស្លាម と書いてある場合もあれば អុីស្លាម と書いているものもありました。念のため両方載せておきますが、読み方はどちらも「イスラム」と読みます。
参考
宗教の情報と言っていいのかわからないですが・・以下のカンボジア語のサイトでは、ネコ用の神社型のダンボールハウスについて書かれています。(日本製)
Shinto「神道(しんとう)」という単語も出てきますので、丸ごとGoogle翻訳にかけて、どんなことが書かれているか日本語でざっくりでも良いので読んでみると少しだけ単語の勉強になるかなと思います^^
↓このダンボールハウスについて詳しく知りたい方はこちらの日本語の記事に書かれています😊笑
神社型のダンボールハウス「ネコ神社ハウス」:
「宗教」にまつわる単語・フレーズ

次に、宗教にまつわる単語やフレーズをご紹介します。
信仰する・信仰
信仰する | ជឿ | チュア |
信仰 | ជំនឿ | チョムヌア |
✔️ ជឿ チュアが変形して ជំនឿ チョムヌア という単語になっています。
ជឿ チュア 「信仰する」(動詞) → ជំនឿ チョムヌア 「信仰」(名詞)
↑よく見ると形が似ていますよね😲
カンボジア語は、このように動詞や形容詞が変形して名詞を作る単語が色々あります。
- ដើរ ダウ「歩く」(動詞) → ដំណើរ ドムナウ 「歩くこと、旅行」(名詞)
- ខ្លាំង クラン「強い」(形容詞) → (名詞) កម្លាំង コムラン「力」(名詞)
仏様・僧侶・お寺
仏様(お釈迦様) | ព្រះពុទ្ធ | プレアハ・ポット |
僧侶 | លោក សង្ឃ | ローク・サン |
お寺 | វត្ត | ヴォアッ(ト) |
神社
神社 | shrine (または ប្រាសាទ ស៊ីនតូ) | シュライン (または プラサート・シントー) |
*神社にあたるカンボジア語はなく、言うとしたら英語で shrine シュラインで大丈夫かなと思います。
インターネット上のカンボジア語のサイトも、神社だけはshrine と英語表記で書かれている記事が多かったです。もしくは、ប្រាសាទ ស៊ីនតូ プラサート・シントー というように、神社のことは「神道の遺跡(宮殿)」のような書き方をしている記事もありました。
神様・牧師・聖書
神様 | ទេវតា | テーヴァダー |
アプサラ(天女) | អប្សរ | アプソー |
牧師・神父 | បព្វជិត យេស៊ូ | ボッパチッ(ト)・イェスー *បព្វជិត だけだと「(名)僧、祭司、(形)出家している」という意味。 |
聖書、教典 | គម្ពីរ | クンピー |
〇〇教の聖書 | គម្ពីរ សាសនា 〇〇 | クンピー・サ・サナー・〇〇 |
✔️「(キリスト教の?)聖書」であれば គម្ពីរ សាសនា គ្រិស្ដ クンピー・サ・サナー・クリスト
カンボジアの宗教で気をつけたいこと

カンボジアでは仏教を信仰している方が多くいますが、私が大学時代に先生やカンボジア人の友人に「カンボジアではこれを気をつけてね」と教えてもらった点を2つご紹介します。
*カンボジアでは仏教以外も信仰されています。
*他にも色々気をつけなければいけない決まりがありますが、今回は2つだけ解説します。
- 僧侶の方には触らない
- お寺に入る時は露出の高い服装をしない
僧侶の方には触らない
✔️カンボジアでは、仏教徒の僧侶は女性に少し触れただけでも、それまでに積んだ徳がすべて無くなってしまう(失ってしまう)のだそうです。
僧侶の方から女性に触れた場合でなくても、例えば観光客の女性が僧侶に近づいて肩に触れて写真を撮ったり、握手したりするだけでその僧侶の方はそれまでに積んだ徳を失ってしまうのだそうです。
カンボジアに行った際は、オレンジ色の袈裟を着た僧侶をよく見ますが、むやみに近づいたり触れたりしないよう気をつけた方が良さそうです。

僧侶の方はこのようなオレンジ色の袈裟(けさ)を着ています。私が観光でプノンペンやシェムリアップを訪れた際も、こんな感じで普通にバイクとかで移動しているのを、街中でもよく見かけました。
お寺に入る時は露出の高い服装をしない
✔️以前、カンボジアにある「ワット・プノム」というお寺に行った際、私は肩が出るワンピースを着ていたのですが、一緒に行ったカンボジア人の友達に、「この服装じゃダメ」と言われて、その子が来ていたパーカーを貸してもらい、それをワンピースの上に来てお寺に入りました。
その子に聞くと、カンボジアでは肩を出したり露出の高い服ではお寺に入ってはいけないのだそうです。
カンボジアでお寺を訪れる際は、肩が出るような服装をしている場合は、パーカーでもカーディガンでもスポーツ用の薄いシャカシャカの上着?でも何でもいいので、肩や二の腕が隠れるように何かしら着た方が良さそうです。
- キャミソール
- タンクトップ
- 肩が出るワンピースやサロペット
- 肩や背中・お腹など肌の露出度が高いシャツやブラウス
- ミニスカート
など
カンボジアの宗教について学ぶ
カンボジアの宗教についてさらに学習したい方は、下のサイトでわかりやすく解説されていますので載せておきます!
まとめ

今回はカンボジア語で「宗教」の言い方を解説しました。
✔️お知らせ
7月中旬頃 7月末~8月頃から、ココナラというサイトで初心者向けのカンボジア語オンライン講座を始めることにしました😊
2021.7.6現在はまだ計画中の段階ですが、専用のテキストもすでに作成し始めています。
詳細が決まりましたら、このブログ内で改めてお知らせします!
- 形態:オンラインの個人レッスン(私と受講者様の1対1です)
- 時間:1レッスン30分間
- 内容:「日常会話でとてもよく使うフレーズ」「文字」「発音」「文法」「単語」
- レッスン数:計15レッスンで完結予定
*まとめてのお支払いではなく、1レッスンごとのお支払いになる予定です。
✔️カンボジア語を独学で頑張りたい方へ
以下の記事では、これからカンボジア語を学習したい方や、カンボジア語の参考書や辞書がどんなものがあるか知りたい方へ向けて、おすすめの本をご紹介しています。
独学でカンボジア語を勉強したい!という方は本を選ぶ際の参考になるかなと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました😊
カンボジア語で「仏教」とか「神道(しんとう)」とか、宗教の言い方が知りたいです。いつか、カンボジア人の方が日本に来た時に観光案内をしたり、日本の文化や宗教について説明できるようになりたいんです。「神様」とか「仏様」とか、「お寺・神社」「聖書」とかの言い方も色々教えてください!