そんな疑問にお答えします。
●この記事でわかること●
- カンボジア語通訳ボランティアをやってみた感想
- 通訳ボランティアの募集ってどこで見つければいいの?
- 通訳ボランティアを副業にして稼げる?
- 変な団体とかじゃ嫌だな・・・安全なところってどうやってわかるの?
- まとめ
こんにちは、Furuyaです。
●私はこんな人です●
- フリーランスのカンボジア語講師・翻訳者
- カンボジア語カレッジを運営
- 東京外国語大学カンボジア語学科卒業
早速解説していきます。
①カンボジア語通訳ボランティアをやってみた感想
結論:思ったよりも深刻な案件が多く、完全初心者だと厳しい。
(前)楽しく和気あいあいな感じで通訳をするのかなと勝手にイメージ
↓
(後)予想よりも深刻な内容が多い・・・
あくまでも私が入っていた団体の通訳の場合です。
ただし、他の通訳ボランティアであればカンボジア語初心者の方にもできるものもあるかもしれません。登録する前に具体的にどんな内容の通訳を行うのか、電話などで確認するのがオススメです。
実際に私が通訳をした内容 3パターン
実際に私がどんな場所でどんな内容の通訳ボランティアを行ったか、3つご紹介します!
状況:カンボジア人のお母さんと子ども ⇄ 市役所の窓口の職員さん
内容:子どもを幼稚園に入れたいので、市内の空いている幼稚園を紹介して欲しい。
結果:3ヶ所紹介してもらい、見学予約を取ってもらえた。
状況:カンボジア人のお母さんと子ども(ケース①と同じ方) ⇄ 3ヶ所の幼稚園の先生方
内容:ケース①で予約した3ヶ所の幼稚園の見学会で園内を周りながら先生の説明を通訳
結果:無事一ヶ所受け入れてもらえた。
状況:カンボジア人のお父さん ⇄ 高校の先生3人
内容:この高校に通う娘さん(次女)が授業を欠席しがち・他の同級生と上手くやれていないため、先生側からご両親を学校に呼んでの面談 (当日お母さんは欠席、お父さんのみ来校)
このカンボジア人のご家族は、
- ご両親はカンボジア語のみを話す
- 長女(高校生)はカンボジア語・日本語両方を話せ、先生たちとも比較的上手くやれている
- 次女(高校生)は日本語しか話せない
→そのため親子間でもコミュニケーションがあまり上手く取れていない様子。
(長女・次女は日本で育ったそう)
結果:最後、少しお父さんも笑顔を見せる瞬間があったが、実際にその後解決されたのかはわからない。
通訳をした感想
- ケース①市役所 :事前に使いそうな単語を予習していき、比較的スムーズに通訳できた
- ケース②幼稚園 :事前に使いそうな単語を予習していき、比較的スムーズに通訳できた
- ケース③高校:事前に使いそうな単語を予習はしたが、全くできた実感が無かった。内容がとても重大な(大切な)内容だっただけに、貢献できなかったことを非常に心苦しく思い、反省した。
②そもそも通訳ボランティアってどこで見つければいいの?
結論:ネットで「カンボジア語 通訳 ボランティア」で検索して見つけました。
私はある県でカンボジア語通訳ボランティアを募集しているのをたまたまネットで見つけて電話をしたところ、カンボジア語通訳は数も少ないため助かります、ということで簡単な書類を1枚書いてすぐに登録できました。
(県名も書くと、カンボジア人の方・関係機関の情報漏洩になりますので、県名は書かずにおきます。)
③通訳ボランティアを副業にできる?
結論:できません。
というよりも、個人的にはそれを目的にやるべきではないかなと思います。
最近は副業を探す方も増えており、「カンボジア語通訳ボランティアを副業にしたい!」という方もいるかもしれませんが、ボランティアなので無償です。
私の登録していた団体はありがたい事に交通費としての謝礼金は出して下さっていましたが、通訳に対するお給料や対価ではないので、あくまでも謝礼金です。
案件自体も毎日のようにあるわけではなく、あっても私の場合は年に2〜3回ほどでした。
英語・中国語などの通訳ボランティアであればカンボジア語よりも案件はおそらく多いですが、反対に通訳できる方も多いので団体によっては英語・中国語は通訳の募集自体を締め切っているところもあるようです。
④変な団体とかじゃ嫌だな・・・安全なところってどうやってわかるの?
結論:まずは、都道府県や市町村区、大きなNGOなどが良いかなと思います。
よく掲示板などで個人的に通訳アルバイトや通訳ボランティアを募集している方もいますが、所在や会社名がわからない場合も多いので、私個人としてはリスクが高いのでそう言った案件は今はやらないようにしています。(今後もしもやる事になった際は記事に書きたいと思います)
やはり、大きな団体や国でやっている所の方が、ルールも比較的しっかり決められているのでトラブルにもなりにくいかなと思います。
例えば、私が所属していた通訳ボランティア団体のルールでは、通訳に同行した際、カンボジア人の方や市役所・高校・幼稚園などの関係者に自分の名前・連絡先を教えて、「次回通訳が必要な時は指名してください」などと言っては行けないという決まりがありました。
(基本、通訳ボランティアを指名することはできないルールでした。)
まとめ
今回はカンボジア語の通訳ボランティアをやった感想について解説してみました。
まとめ
- 通訳ボランティアは場合によって深刻な内容もあるので初心者だとキツイかも。
- ただし、観光のボランティアなどカンボジア語初心者・勉強中の人でもできる内容もあるかもしれないので、探してみるのはオススメ
- 登録する前に、具体的にどんな内容の通訳をするのか必ず確認してみて判断する
- あくまでボランティアなので、通訳ボランティアでの収入を期待したり副業としてやろうとするのは間違い(計画していた方すみません😭)
カンボジア語通訳ボランティアを募集しているのは、日本全国というよりも、やはりカンボジア人が多く住む都道府県に限られるかなと思います。逆にカンボジア人がいない or 少ないエリアでは、残念ながら募集自体もなかなか無いかと思います;;
この記事が、「これからボランティアをやってみたい、でもやるかどうか迷っている」という方のご参考になりましたら嬉しいです。
ボランティアのカンボジア語通訳をやってみたいです。
カンボジア語の練習にもなりそうだし良いなと思っているんですけど、実際自分のレベルでできるのかがわかりません。私にもできますか??